2023年6月12日

入管法改悪案の可決・成立をうけて 「負け惜しみ」ではなく

  入管法改悪案が9日に参議院本会議で強行採決され成立し、3日たちました。

 「落胆していない」と言えばウソになります。強がるつもりはないし、負け惜しみを言うつもりもない。

 だけど、たんに勝ち馬に乗ろうという生き方をするのではないのなら、負けないというわけにはいかないのであって、負けながらも自身の意志をたもち、負けながらも意志をともにする者との連帯をきずき、負けてくやしがりながらもくやしがることをやめない、というふうに続けていくしかないのだと思います。

 あと、負ける過程で得られるものも少なくはないのだということも、負け惜しみで言うのではなく、今回の負けをとおしてわかりました。まだまだいけるぞ、と、負けることでかえってそういう気持ちになりました。



 法案が通った日にフェイスブックに投稿した文章を、以下にのせておきます。


 くやしいことに、入管法改悪案、今日の参議院本会議で可決成立しました。

 しかし、私たちの仲間の命と人生がかかっていることであって、「あきらめる」という選択肢などありません。

 まだまだやれること、やるべきことはあります。

 法の施行までまだ1年あります。改悪法案を廃止するための闘いもできる。

 そして、入管が「送還忌避者」と呼ぶ人たちを送還から守るための闘いもこれから。そのための有効な手段は、この人たちの在留資格を獲得することです。入管にそれを認めさせることです。

 この間の闘いで、入管の難民審査のイカサマとしか言いようのない実態、収容施設の医療体制のひどさ、職員による被収容者への暴行の常態化など、さまざまな問題が暴露されました。

 全国各地で改悪法案反対のアクションがおこり、入管の人権侵害にいきどおる人たちがそれぞれ動き始めています。

 改悪法案の廃止にむけて、在留資格の獲得にむけて、人権侵害をすすめてきた者たちの責任追及と処罰にむけて、いままでになく大きな力と可能性を私たちは持ちつつあると思います。

 法案成立にめげずにまず各地でまた集まりましょう。大阪ではとりあえず今日、梅田ヨドバシカメラ前で19:00からアクション(街宣)があります。今後のことを話しましょう。


 

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