2021年5月4日

「入管法改悪案、強行採決しないで!」自民・立民の国対委員長にFAX送りました


【ふりがなを つける】(powered by ひらがなめがね)



  衆議院の法務委員会で審議されている入管法改定案ですが、連休明けにも与党側が強行採決をしかけてくる可能性があるようです。



5.7入管法改悪強行採決を絶対に阻止しよう!


4月28日の衆議院法務委員会の理事懇談会で、5月7日は質疑だけで採決はないと決まったが、自民党が5月7日の強行採決をもくろんでいる。自民党国対に抗議を! 立憲国対に激励を!

拡散歓迎!!

#入管法改悪反対

[指宿昭一氏のツイッター(午前6:41 ・ 2021年5月2日)]



 というわけで、自由民主党と立憲民主党それぞれの国会対策委員長に、強行採決しない(応じない)ようにとファクシミリを送りました。送り先は、以下のとおりです。


自由民主党 国会対策委員長 森山 裕

国会事務所 FAX: 03-3508-3714 E-mail: g08204@shugiin.go.jp


立憲民主党 国会対策委員長 安住淳

国会事務所 FAX: 03-3508-3503


 与党の自民党は、強引にでも法案を通したいところでしょう。野党のほうは、政府・与党と妥協せずに徹底的に戦うべきかどうか、世論の動向をみているというところだと思われます。なので、与党には「必要な審議から逃げるな」「強行採決はゆるさない」という声をとどけると同時に、野党に対しては「人権の課題については安易な妥協はしないでぶれずに戦おう」と激励(?)のメッセージをおくることが大事かなと思いました。


 まあ、「激励」というかなんというか。人の命や生存のかかった問題で与党に妥協するようなら、そんな野党はいらんわけです。


 私の送ったファクシミリの文面を以下に公開しておきます。私は、くどくどと長い文章を書きたい性分なのでこういうのを送ったわけですけれど、メッセージはひとことでも十分なのではないかとも思います。たとえば、与党には「強行採決反対!」、野党には「審議は不十分! 採決には応じないで」といったところでしょうか。注目してるぞというメッセージをひとりでも多くの人が示していくことが大事なのではないかと思います。



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入管法審議についてお願い


立憲民主党国会対策委員長 安住淳様


 日ごろより国政へのご尽力、ありがとうございます。


 わたくしは、大阪府在住の一市民です。


 衆議院法務委員会にて審議されております入管法改正案につきまして、拙速な採決に応じることなく、御党として引き続き反対をつらぬいていただきますよう、お願い申し上げます。


 ご存じのとおり、3月6日に名古屋入管に収容されていたスリランカ人女性が亡くなるという事件がありました。入管収容施設での死亡事件はあいついでおり、2017年以降に限っても6人もの方が収容中に命を落としております。このような痛ましい事件が今後二度と起こることのないよう、真相究明への取り組みが徹底される必要があると考えます。


 政府はこれまで送還を拒否する難民申請者らに対して、無期限長期収容を手段として、送還一本やりとも言うべき強硬な政策をとってきました。このことが、入管施設で死亡事件が頻発していることの背景にあるのではないでしょうか。いま必要なのは、名古屋での事件を徹底検証し、政府与党の進めてきた従来の政策の問題点や現行制度の不備を根本から点検しなおすことだと思います。


 そのために、御党が、政府法案の拙速な採決には応じることなく、これまで同様、非妥協的に政府与党との論戦にのぞまれるよう、お願いいたします。


 私も国会の外から一市民として、基本的人権が尊重され、人間の命とくらしが守られる社会をともに作っていけるよう連携できればと思います。


(私の名前と連絡先)


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入管法審議についてお願い


自由民主党国会対策委員長 森山 裕様

 日ごろより国政へのご尽力、ありがとうございます。

 わたくしは、大阪府在住の一市民です。衆議院法務委員会にて審議されております入管法改正案につきまして、拙速な採決をするのではなく、委員会で十分に時間をとって熟議をおこなうようお願いいたします。

 ご存じのとおり、3月6日に名古屋入管に収容されていたスリランカ人女性が亡くなるという事件がありました。入管収容施設での死亡事件はあいついでおり、2017年以降に限っても6人もの方が収容中に命を落としております。このような痛ましい事件が今後二度と起こることのないよう、真相究明への取り組みがなされる必要があります。

 入管の収容施設での死亡事件が事実として頻発していることからは、外国人に対する退去強制や入管施設での収容をめぐっての政府の従来の政策、また、現行の法制度のあり方が、徹底的に点検される必要性が示されているように思います。その意味で、名古屋での事件の検証・真相究明は、いま何よりも優先して取り組まれるべき課題です。

 拙速な採決によって審議を打ち切るのではなく、委員会の場で熟議を重ねてください。尊い人命が国の施設でうしなわれたという重い事実に真摯に向き合い、こうした事件がふたたび起こらないための議論を与野党あげておこなうよう望みます。

(私の名前と連絡先)

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