【署名にご協力お願いします】エリザベスさんに人道配慮による「在留特別許可」を！

　ナイジェリア出身の難民申請者であり、入管施設の被収容者等の支援活動を精力的に続けているエリザベスさんに在留資格を！　という署名が呼びかけられています。

　ぜひぜひ、ご協力をお願いします。以下、リンク先のサイトより署名できます。

キャンペーン ・ エリザベスさんにビザを！　入管収容所にいる人々の支援を続ける エリザベスさんに、人道配慮による「在留特別許可」を！ ・ Change.org

　エリザベスさんは自身が「仮放免者」という困難な状況にありながら、同じように仮放免状態にある人たちや入管施設に収容されている人たちを支援する活動をしてきました。

　友人のひとりとして、私はエリザベスさんが、10数年にわたって一貫して仲間の苦しみに寄りそい、ともに笑ったり泣いたりしてきた姿を見てきました。彼女の支援によって助かった人も多くいますが、もちろん支援はうまくいくときばかりではありません。しかし問題がすぐに解決できるものでなくても、彼女はとりあえずは困難のなかにある仲間のそばに立ち、ともに何ができるか考え、いっしょに祈るということを、たえず実践してきた人です。自分が困難な状況にありながらも、10数年にわたり休みなく、です。本当にすごいことだと思います。

　もっとも、「ここにいる」という権利、「危険から逃れてここで安心して暮らしていく」という権利、「家族や大切な仲間のいるここでともに生きていく」という権利は、その人の人柄や行為を条件にして「与えられる」べきものではありません。その人がすばらしい人間だから、あるいはすばらしい行為をしているから、ここにいる権利が保障されるべきだというものではありません。しかし、エリザベスさんが公式に在留資格を認められ、安心して活動できるようになるならば、エリザベスさんはもちろん、彼女の仲間や私たちの権利もまた以前より尊重されるようになるということでもあるように思います。それは、少し大げさに言えば、この社会がよりましなものに変わっていくということだと思います。

　そういう思いから、この署名活動の呼びかけ人のひとりに名をつらねさせていただきました。

　エリザベスさんが一日も早くここに安心して在留できるようになりますように。

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　2021年1月にNHKでエリザベスさんの日々の活動を追ったドキュメンタリー番組が放送されました。以下はこのブログで書いた番組の感想です。

「エリザベス この世界に愛を」 - ETV特集 - NHK